これは「声の休憩室」で簡単に話してみようとトライしたけれど
なんだかうまく話せなくてここに書くことにした出来事です。
ただ単純にピュアに嬉しかった出来事です。
みなさんはお店に行くときの目的ってありますか?
むしろ目的をもたずにふらっと行きますか?
私が一人で喫茶を利用するときの理由、
昔は疲れてもやもやがたまったとき、嬉しいとき、
どちらのときも気持ちの整理をしに行っていました。
もちろん読書目的で行くこともありましたが、
大半はノートとペンを持っていろいろ書いていました。
自分の居場所、現在地確認みたいな、そんな感じです。
お店をでるときには「よし、また頑張ろう」みたいな気持ちになっていて
あの時間はとても大切でした。
その時期を思い出したエピソードがあります。
ある日私が喫茶営業の日に、初めていらっしゃったお客様。
ネルドリップの珈琲とお菓子を注文してくださり、
本を読んで、ゆっくり珈琲とお菓子をたのしんで
「ありがとうございました。」と帰られた方がいました。
なんてことない一人のお客様とのやりとり、時間でしたが、
なんとなく「いいな。」と思ったんです。
喫茶店の利用のしかた、珈琲の楽しみかたは人それぞれですし、
店主として立っている私と会話しても、しなくてもお客様の自由です。
どちらでも良くて、来て下さる方にとって心地よい時間になってほしいなと思っています。
よく飲食店やカフェなどで見かけるのが、
スマートフォンやPCを使う人が多いということ。(仕事や連絡などは仕方ないけれど)
自分の大事な時間を作っているにも関わらず
休憩時間にまで、シュッシュッ👆と画面をスクロールすることないのになアと
思ってしまうこともあります。
私もシュッ👆と使ってしまう時がありますし、反省なのですが、
あとから思い返しても昨日見た情報を覚えていないことが多いです。
自分の時間を消費しているだけってもったいない…と感じます。
その場所、その時に読んだ本や誰かと話したこと、そこで考えたことは思い出すことができます。
そこで食べたお菓子や、飲んだ珈琲も同じです。
誰かから入れてもらったものは、簡単なお茶でも美味しいです。ホッとします。
そこで出てくる珈琲がちゃんと美味しいと、なお嬉しいと思います。
お客様が自分の時間を作って来てくれたとき、
そこで感じたことを、消費せずしっかり記憶として持ち帰ってもらえるように
空間作りや味作りも、もっと頑張りたいですし、
そんないろいろな人の休憩できる場所に
寄り添っていきたいなと思えたエピソードでした。
長文、読んでいただきありがとうございました💌
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